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■どうなる餘部鉄橋 ■

餘部鉄橋を思う会 シンポジウム
7月9日 19:30 餘部地区公民館
主催 餘部鉄橋を思う会

▼ 夕方の鉄橋 (クリックすると大きくなります)
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餘部鉄橋を思う会 シンポジウムに行ってきました。どのような流れなのか何も知らないし、知っている人も少ないし、、、おとなしく聞いておりました。いまさら何を話すのか?という気持ちもありました。しかし意外な方向のシンポでした。
それにしても、どうも南但からすれば夜に餘部まで来るのは異国に来るような気分だ。
▼ 本日の資料 (クリックすると大きくなります)
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まず 早稲田大の 佐々木葉さんの講演は興味深く聞かさせていただきました。
▼ 佐々木 葉 さん
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国の重文にも匹敵する餘部鉄橋を簡単に付け替える。ということを黙認しないで。
もっと議論するべきだ。合意形成ができているのか
現鉄橋でも改修の仕方があるはず。橋を活かしながら大胆な改修をしてゆくのも面白い。

などなど・・・といっておられました。
座談会になって飛び交う意見より

① 定時制の問題
風速20m/sで運転を見合わせる 他の橋でも25m/sで運転を見合わせているのに新橋になったらそれはどうなるのか?
② 歴史的近代化遺産
国の重文クラスだが重文になれば地元負担も多い
③ 30億も出して新しく作る必要性はあるのかどうか

などが主な意見
① 定時制の問題。餘部鉄橋から列車の転落事故は風速計が壊れていた。いわば人的災害。20m/sで止まるのであれば代替輸送をすればよい。止まる恐れがある場合などちゃんと把握できるはず。事前に準備すればそれで済むはず。
② 歴史的近代化遺産。100人中100人の人ができれば残してほしい。という現実。しかし、列車転落事故による遺族の方のことを考えればなかなかいいにくい面や直下の方の不安を考えるとやはり云いにくいが事実。
今の技術であれば今後100年以上も耐えることのできる技術もあるだろう。
仮になくても実際今の鉄橋は橋脚4箇所を除いて全て新しい鋼材でできているらしい。そのような方法でもよいので残すべきだろう。明治の鋼材が必要ではなく、明治にできたトレッスルという工法と景観が遺産なのである。何も重文にしなくてもよい。現役で使われることに意義がある。
また、それに見合う改修の仕方も良いかもしれない。文化財的価値を生み出す改修。
アーチも面白い。今後50年後に価値ある橋にできないものだろうか。

③30億も出して新しく作る必要はあるのか。鉄橋からの落下物も今まで何度も怖い目をしてきたという。安心、安全という言葉は今の鉄橋にない。しかし新橋になったところで安心・安全は保障されるのだろうか。疑問だ。
新橋の下にも人家があるはず。移転保障などの考慮されるのであるだろうが、それなら今の橋近辺の人家も移転保障すればよいかもしれない。(勝手なことを言っていますがおゆるしを)

「地元は新橋建設に賛成 現橋は撤去で統一されている」といっておられた。地元とはどこなんだろう?橋の下の村が地元なのか。列車を使う人が地元なのか。
重文という言葉かえってマイナスなきもする。それぐらい価値ある程度でとどめておくほうが良い。
新橋になっても定時性は保障できない。安心安全も保障できない。では、なぜ新しい橋を作るのか。もっと議論の余地はありそうだ。
今日の新聞に 要望書が提出されたと書いてあった。要望書ではむつかしいな。署名運動でもしたら今の現状の矛盾点を理解してくれる人が多いと思う。香美町の有権者の半数以上の賛同を得れば町長も動かないわけには行かないだろう。まずは町を動かす。
但馬ヘリテージはどう動くか、、、、、。
▼ 要望書(クリックすると大きくなります)
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その後、香美町の方と電話で話をしました。

「新橋ありきで今まで検討してきた結果ではない。風速30m/sまで耐えることができるよう計画されている。風速30m/sは今までの見合わせていた回数の90%は回避できる。
JRも最初はお金も出さないといっていたが6億の費用を持ち出す。新しい鋼材と古い鋼材とは一本の橋脚の主柱の4本は古い鋼材で斜めのブレスや梁などは新しいということで橋脚4本だけが古いというわけではない。逆にいうと11本ある橋脚の主柱は全て古いということ。
今ある鉄橋を残してもあと何年もつのか?だめなとき付け替え(新橋)の話は無理だろう。今が最後のチャンスなのだ。地元もいまさら何を言っているのかと云っている。」
なるほど・・・・両方の意見を聞かないといけない。
さてどうなるのか、、餘部鉄橋。

ご意見などはメールでお願いします
■★メール hitomati@sea.plala.or.jp★■


▼ 7月11日 新聞より (クリックすると大きくなります)
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by venex2 | 2006-07-11 09:04 | 餘部鉄橋

■ 北海道 大雪アーチ橋

■ 北海道 大雪アーチ橋
6月29日
帯広空港から豊頃町を目指す。目指すは「はるにれ」の木。
たった一本の木だが、この木を題材にした「はるにれ」という写真集が気に入ったのは24-5歳のころだと思う。行きたかったがなかなか行けず今回はじめて訪れることが出来た。
場所がわからず役場で聞く。丁寧に教えていただいた。役場から5分だった。
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まさに写真集と同じ。だが、、遠方からみると二本あった。やはり行かないとわからない。
▼ 駐車場より見る。奥が写真集のはるにれの木。
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▼ 案内板
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次は今晩の宿泊先である鹿追町の然別湖を目指す。少し早くついたのでチェックインせず、今回のメインのひがし大雪アーチ橋がある上士幌町にの鉄道資料館に行く。といっても然別湖からだと結構時間がかかった。夕方の閉館の17:00前につく。
▼ 鉄道資料館
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説明文(クリックすると大きくなります)
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写真展が行われており「これが目指す「タウシュベツ橋」か、ついに見に行ける」と思うとうれしくなる。
▼ 展示してある写真をカメラで撮ったもので私が写したものではありません。
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(内部の写真展の展示中の写真は鉄道資料館のHPで)
小さな記念館の周りには昔使われていた機関車があった。レールも敷かれていた。
ただしてっちゃんマニアではないので機関車にはあまり興味がわかない。
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まだ明るいので資料館から近い三の沢橋梁を目指す。
▼ 三の沢橋梁
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だいたい鉄道橋なんていうのは下から見上げるものなので河川敷に移動するのが大変。
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帰りに出会ったきたきつね
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本日はこれで終了。結局今日は昼食を食べる時間が無く菓子でおなかをごまかした。
■ 6月30日
朝の然別湖
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朝食後すぐさま昨日の上士幌町へ行く。
昨日購入したガイドマップを片手に最初は勇川橋梁を目指すがどうしてもわからない。元小屋ダムを写して引き返す。後でわかったがわかりにくいらしい。
▼ 元小屋ダム
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次に第三音更川橋梁を目指す。
▼ 第三音更川橋梁
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線路敷き
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説明文(クリックすると大きくなります)
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糠平第1陸橋を目指すがわからず、あきらめて第二音更川橋梁と第四音更川橋梁をめざす。
林道に車を止めそのまま歩く。林道からわき道にそれると、がけの下に第二音更川橋梁を探し当てる。
ブッシュの中を降りると連続アーチの第二音更川橋梁が姿を現す。
▼ 第二音更川橋梁
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さらに上部に歩くが第四音更川橋梁が見当たらないしブッシュが多くなり歩きにくい。と思いきや眼下に橋梁が見える。しかしこれこそがけの下。結局車に引き返し対岸の国道から降りることにする。ガードレールをまたいで法面を草をつまんで恐る恐る降りる。
▼ 第四音更川橋梁 すごい迫力!
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糠平第1陸橋と中の沢、下の沢陸橋はわからず。仕方ないので糠平ダムを見に行く。
▼ 糠平ダム
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その後、昨日寄った鉄道資料館に車を置き糠平川橋梁を目指す。徒歩約10分。
▼ 糠平川橋梁
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説明文(クリックすると大きくなります)
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町中にあることから比較的湖畔まで歩きやすく楽だったが、道中はだらだらの道なので帰りは苦痛。
ここで午前中の探検は終わり昼食にありつく。
午後より三の沢橋梁は昨日見ているので五の沢橋梁を目指す。
しかし、これがまた曲者。どこにあるかわからない。多分ここだろうと車を止め道の無いブッシュに入る。大きな蕗のとげが腕に刺さり痛い。
▼ 五の沢橋梁
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しんどい思いをした割にスケールは小さい。なによりももう一度ブッシュに突入するのがおっくうだ。
気を取り直して次はタウシュベツ橋梁。あこがれの橋だ。事前に聞いた話は「今年は雪が多く湖に沈んでいるがここ数日の好天で姿を現している」とのことだったので見えないよりは良いかと思ってゆく。
国道から林道に入り4キロ走る。駐車場に車を止め約200m歩く。結構踏み固められた通路になっている。
▼ タウシュベツ橋梁
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やはり沈んでいてわずかに頭が見えただけ。写真で見るような迫力は無かった。
次回のチャンスを期待する。・・・っと言っても次はいつこれるのかわからない。
次は幌加の駅跡に行く。国道沿いにある積雪ステーションに車を置き歩くこと5分もすればホロカ駅跡。プラットホームの寂しさときれいななりすぎた?駅の標識がアンバランス。
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説明文(クリックすると大きくなります)
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現在の幌加駅と昔の駅(同じ場所)
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これからが長い。ひたすら20分線路敷き跡を歩いて音更トンネルを目指す。
途中「ガサッ。ガサッ。」エゾシカが逃げていった。びっくりした。
20分も歩いて見えたのは封鎖されたトンネルだった。永久氷土と書いてあったので何とか見ようと来たのだが所詮コンクリートしか見えない。これにはとてもまいった。疲れがどどっとでた。
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また来た道を引き返し・・車の前を通り過ぎ第三音更川橋梁を目指す。
▼ 第三音更川橋梁
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これはすごい。が、、、立ち入り禁止。もっとも下は完璧にがけ。国道に出て対岸に行き川岸に下りる。すごい迫力
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登録文化財のプレート
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橋梁上の線路敷き
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今までの苦痛が飛んでいった。
残り少なくなった橋梁を探す。だが、第六音更川橋梁はわからず。最後は十三の沢橋梁を目指す。これがまたわからない。林道を行ったりきたり。釣り人がいたので聞くがわからないという。
こっちの林道はどうだとわき道を走る。、、、、まてよ、もしかしてこの林道が線路敷きかもしれない。そうだったらUターンが出来るような広い場所はないはず。車を途中で止めて歩く。
あった。十三の沢橋梁、、やはり線路敷きだった。
▼ 十三の沢橋梁
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もうくたくた。でも十三の沢橋梁がここにあるのならこの先に十ニの沢橋梁があるはずと。背丈もあるブッシュの中の線路敷きをひたすら歩く。こうなったら意地である。
やっと見つけた十ニの沢橋梁。コケのきれいな橋梁とか行ってあった、、がそんなものはどうでも良いって感じ。とにかく完走した。途中鳥の親子に遭遇。それにしてもヒグマに会わなくて良かった。

▼ 十ニの沢橋梁 
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またひたすら来た道を帰る。車にのってもUターンできない。林道までバックで走る。
林道に着いたら16:00だった。なんでわざわざ北海道に来て一日以上も橋ばかり眺めたのか自分のことながらあきれる。これから旭川まで走るがとにかく疲れた一日だった。
7月6日に生野で行われる全国近代化遺産のフォーラムにここ「ひがし大雪アーチ橋」の角田さんが来られる。どんな話をするのでしょうか。楽しみです。
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by venex2 | 2006-07-03 17:08 | 北海道060629-0702